アクセシビリティとは?
「何か」に対する「アクセスのしやすさ」のことを「アクセシビリティ(accessibility)」といいます。
「アクセス(access)」という言葉は、「到達する」、「利用する」、「接近する」などの意味を持つ言葉で、「交通アクセス」や「WEBサイトにアクセス」といった表現が日常的に使われています。
「アクセシビリティ」という言葉も、「利用可能性」や「利用しやすさ」「参加しやすさ」といった意味でよく用いられるようになってきています。
特に、障害がある人や高齢者を含む、多様な利用者にとって「利用可能性」や「利用しやすさ」といった文脈で良く用いられています。
アクセスする対象の「何か」には、情報やサービス、製品や制度、など様々なものが含まれます。
アクセシビリティリーダー(AL)とは?
近年、少子高齢化や高度情報化、グローバル化が顕著に進んでいます。現代社会では、様々な分野・文脈で、多様なユーザー、多様なプレイヤー、多様な状況を想定した「アクセシビリティ」が求められています。
誰にとっても身近な話題である「アクセシビリティ」ですが、ふと立ち止まって考えてみると,意外と知らない・分からないことが多い話題でもあります。
これからの社会では、様々な分野・文脈でアクセシビリティを推進できる人材が必要です。
「アクセシビリティリーダー(AL)」は、AL育成協議会に参画する企業・大学・行政機関が育成し、AL育成協議会が認定する次世代のリーダーです。
アクセシビリティリーダー育成プログラム(ALP)
アクセシビリティリーダー育成プログラムは,4つの育成プログラム【教育課程】【資格認定】【研修合宿】【インターンシップ】で構成される、新しい形の人材育成・活用プログラムです。
ALP沿革
ALPは、広島大学と日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都 )が平成16年10月に開始した、情報社会を担う人材育成推進のための協力関係の取り組みの中で平成18年に本学が日本の大学で初めて完成したものです。第1期(平成18年度)から第4期(平成21年度)までは広島大学の学生を対象として育成を行ってきましたが、社会に開かれた人材育成と人材活用の場の開拓を図るため、平成21年に、産学官連携による「AL育成協議会」(事務局・広島大学)を創設し、第5期(平成22年度)より、他大学でALP実施および、大学教職員向けの育成プログラムを開始しました。また,第6期(平成23年度)からは,企業会員においてもALPのトライアル実施が開始されました。第17期(令和4年度)までに、広島大学を含む全国27大学2企業1独立法人1行政でALPが実施されています。